ニューヨークは凄過ぎて手に負えません~~

ロブさん家から戻った次の日は日曜日だったので、目的のひとつであった、ハーレムの教会へ行きました!!

ハーレムには、そこかしこに教会があり、いろいろ歩き廻ってみたのですが、まだわからないことだらけなので、とりあえず今回は、観光者も集まるように大きな、有名な所に行ってみました。

ヨーロッパの人達なのかな。入ってみたらそんな感じの人が沢山いました。日本人もちょこちょこいましたね。

ハーレムには小さな教会も沢山あり、ゴスペル的にはピンきりらしい。今回の所は大きなところだけあって、音響にも気を配っている感じでした。ドラム、ベース、ギター、そしてオルガン(!)。もちろん、音楽を聴かせるだけの場ではないから、色んなお話を交えつつという感じで進行してゆく。

11時くらいから始まったのですが、12時くらいにはほとんどツアー的なお客さんはいなくなりました( その後のソウルフードお昼ごはんなのでしょう)。しかし、本当にディープに心に響いてくる時間はその後からでしたね。何十分にもわたり、メッセージをシャウトするように唱える牧師さん(だと思う)。その合間に歌。途中、聖書開いてみんなで読む。当然僕は聖書は持っていないから、何言ってるのかさっぱりでしたが聞き入っていたら、近くにいた黒人の女性が僕に、一緒に読みましょうと見せてくれました。この時はもうほぼ地元の黒人だけでした。 みんな手を広げ、おのおのになにかを叫んだりしてる。手のひらを天に向けて仰いでいる。そうか、以前エリカバドゥのライブを見たときにやっていたしぐさは、このことだったんだーー。

僕はゴスペルがとっても好きなので、音楽だけでなく、その文化を肌で感じてみたかった。まわりを見たら、地元の人ばかりなのでドキドキしながら、そして何を言ってるのかさっぱりわからないながらも、終わりまで居たかったの。素晴らしかった。いろんな人達が最後、牧師さんの元で駆け寄り、頭に手をかざしてもらい、失神してる人とかも沢山いた。その後ろでは天に向かいゴスペルを歌っている。鳥肌がたった。まわりにいた人とかと握手をして、教会を後にした。なんか、とてつもなく暖かい気持ちになる。ハーレムでは、道を行き交う人達がそこかしこで握手をしている。ここは、本当に「What a Wonderful World」の歌詞の世界なんだね。。。

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その日の夜に、近所でジャムセッションをやってることがわかったので、行ってみたー。

一般的に言われたりする、近寄らないように、と言われるような住宅街の中にある、ひっそりとある店。大きな通りからちょっと入ったとこ。なかなか場所が見つけられず迷いつつ到着。ちょっとドキドキするも、中へ入ってみる。

わぉ~。なんかディープなとこで面白い~。その辺の人がフラっと飲みに来てる感じで、白人の若い人なんかが、腕磨きでセッションに参加してる。

しばらく聴いた。みんな上手いな~。でも聴くだけでも楽しんだし、もう真夜中だし、帰ろうかな~と思い、ドアの近くまで来た。そしたら、客席で聴いていたより、全然そこの方が音がかっこよく聞こえてトキメキだしたー。やっぱちょっと吹いてこうかな~~。

ハーモニカやってるんだけど、吹いてイイですか? 9割はジェスチャーです(笑)

おい、勝手に吹くな、ボスに言ってからにしろ、ソロはギターの後だ、そら、今行けー。とか、完全よそもん扱い。でも、僕はこういうの燃えるのだ(笑)。お客さんの反応、バンドのグルーブ、カウンターで休むボスの反応。そんなのを見ながら、吹いたよ。盛り上がりにしたがって、みんなノッテくる。とってもウケてましたーー。一曲やったら、One Moreの声が沢山。もう一曲やった。終わってからいろんな人が声かけてくれた。嬉しいよね、やっぱそういうの。ボス(オルガンプレイヤー)が、お前はどこの奴だ?と言うので、日本から来たよ、と。そうかー、俺は俺は東京も横浜も行ったぞ、と。名前は知らないけど、もしかしてオルガンプレイヤーで名のある人なのかも。。。毎週日曜やってるから、また来いと言ってくれましたー。

さすがハーレムだよね、普通はピアノが置いてありそうなのに、ピアノじゃなくてハモンドオルガン!!イェイ!!やはりこの地域はハモンドが主流なんだね。

nn

もう、ニューヨークは凄過ぎて 、一日でもブログを書かないと、持たないほど、毎日いろんなことがあり過ぎる。。。。

ちょっと書くのが大変なので、簡潔に書きます~~

次の日はヴィレッジへ散策へ行きました。マイクスターン(G)とかケニーギャレット(Sax)とか、なんかそういう人のライブ、しかも広くて高いとこじゃなく、

えっ、こんなとこでやってるの~?的なとこがもしあれば。。。と思っていたんだけど、

これまた偶然に、ヴィレッジを歩いていたら、小さな店でマイクスターンのライブがあった(笑)日本じゃありえないような広さで、しかも1ドリンク付いて15ドル!

あまりマイクスターンは聴き込んだことはないけど、なんだか聴きたかったんだよね。ジャズのセッションやなんかも面白いんだけど、やっぱりそれより、一流の人の演奏をニューヨークならではの小さな店で聴きたい。そしてジャズであれば、新しい部類にいる人のジャズを聴きたいんだよね。

ライブはとっても良かった♪ とっても参考になった。残りのニューヨークはジャムセッションに遊びに行くよりも、この手の店に行き、刺激をもらいたいな、と思いましたね。これから、どんな音楽をやっていくか、についてはかなり考えているので、この方が刺激があります~。

nn

そして、今日、また妄想を超えるようなこともありましたーーー

それはまた近々書きますね~

ニューヨークって凄過ぎる~~~

    ニューヨークは凄過ぎて手に負えません~~” に対して3件のコメントがあります。

    1. Katsuya より:

      マイク・スターンがこんなところで演奏してるとは?!本場は、違いますね〜。音楽の環境が良すぎです。だから、凄いプレーヤーが出てくるんでしょうね。いいライブを堪能して来てください!

    2. kawa-mi より:

      ここはiridiumですよね? 2shot写真に写っている向こうの扉がトイレですよね!?私もここでマイク・スターン聴きました。数日前に見つけてお知らせしようかと、、。しかし、いいなーいいなー。ゴスペルも、いいなーいいなー。しか言葉が見つかりません。
      続きの”妄想超え”story楽しみにしてます♪

    3. tsudda より:

      皆さんと同じく、マイク・スターンと接近遭遇されたのには驚きました。しかもこんな小さなライヴハウスで…NYの層の厚さを物語る部分かもですね~。

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