SPAH 2013 St. Louis 50th Anniversary 報告2

報告2回目はいくつかのブースを紹介しようと思います。

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Brendan Powerブレンダン兄ちゃんはX-Reed Harmonicasというブランドを立ち上げてブースを出していました。
いわゆるSUZUKI SUB30の派生モデルというか、延長のようなものを中心に作っています。SUB30は全てのリード(穴)でベンドをかけることが出来る10ホールハーモニカですが、X-Reedはそれを土台に、さらに重厚な音を出す、ということをコンセプトにしてる印象でした。製品としての精度、クオリティーも高そうです。吹き応えもあり、なかなか良さそうです。長年のブレンダンの夢というか理想を形にした、という感じでしょうね。ラインナップとして、クロマチック的なモデルとマリンバンドを基調としたモデル(これはまだ試作品)もありました。クロマチック的なモデルは、いわゆる普通のクロマチックのスライドを押していない状態の配列で、全ての穴で的確なベンドがかけられるという感じ。クロマチックの風貌だけどスライドが無いのは違和感を感じるけど、10ホールプレイヤーが使うクロマチック、というコンセプトなのでしょうか。まだ試作品でしたが、マリンバンドを基調にしたモデルはすごく良かったですね。先のモデルはSUB30のリードプレートを使っているのですが、これはリードプレートも独自で作ってるような感じでした。
総じて、ブレンダンの理想を追求したモデル達ですね。そこでは販売をしていなかったので詳しくはよくわからないのですが、気になるのは値段でしょうか...現在のモデルでも結構な金額なので、マリンバンド的なモデルはもっとするのかな... やりたいことを形にしてゆくブレンダンには敬服ですねーー。売れるのかどうか、それは弟としては実に心配していますが(笑)

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以前、5人のプレイヤーでSUB30のCDを作りましたが、その中で唯一会ったことない人がRichard Sleigh(リチャードスレイ)でした。
彼はプレイヤーでもありつつ、非常に優秀なカスタマイザーでもあるのです。そのノウハウで自分のブランドを立ち上げて、カスタマイズのための教材や工具を売ってました。僕は彼のそれらを非常に興味を持ってしまい、かなりリチャードのブースにいましたね(笑)本とDVD、工具1つを買ってきました!

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Blue Moon Harmonicasというブランド。向こうには、このようにコーム(ボディー)を独自に作って売っている人が結構います。ウッドやデュポンコーリアン、アルミニウムからブラス、材質もいろんなものがあり、また沢山の色があります!スズキリード用とホーナーリード用とラインナップも豊富。材質でのサウンドの違いもありますが、これだけカラフルだと、着せ替え人形的な面白さでしょうね。こういうのも10ホールの醍醐味♪

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ヴィンテージのハーモニカもいろいろ売ってます♪知らない物も沢山。観賞用から実際に使える物までいろいろ。マニアにはたまらないブースでしょうね(笑)

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CDもいろいろ売っているのですが、ちょっとレコードも置いてありました。これが全部古くて珍しいものばかり!一般的な価値はどうかわかりませんが、これもマニアが見たらヨダレもの♪しかも一枚3~5ドルくらいという安さ!

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歴史的に貴重なハーモニカ関連の品々をミュージアム的に多数展示。ハーモニカにもいろいろ歴史があるんだな~。ハーモニカ博物館ですね。

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歴史的な出会い(笑)

写真に撮ってませんが、チューニングに便利な特殊な工具を売ってるとこや、Turbo Harpという独特なプラスチックカバーを売ってるとことか、いろいろありました。Turbo Harpは広告を見ると様々な柄物のカバーがあるのですが、何故かブースにはスケルトンの物しかありませんでした... 安かったので買ってみました~。上記のチューニングの工具もね♪ 

カスタムマイクなど作っているBlowMeAway Productionsでマイクを買おうかと楽しみにしていたのですが、今回は来てませんでした~。残念...

SUZUKIやHOHNERやSEYDELについてはまた次回!

下のポスターはプレイベント「Blues Blow-Off」が行われたライブハウスのトイレに飾ってあったポスター!なんだか嬉しくなるよね~こういうの見ると!
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    SPAH 2013 St. Louis 50th Anniversary 報告2” に対して2件のコメントがあります。

    1. tsudda より:

      待ってました、第2弾!

      >Brendan
      いつもながら、改造屋の本領発揮ですね。
      本体やカヴァーの製作業者は沢山居ても、プレートまで新規作成となるとハードルが上がるのでしょうから、Brendanの凝り性は本物ですな(笑)。しかしコストがどうなってることやら…

      >歴史的な出会い
      !!!
      まぁ我々が生まれた頃は既に故人でしたからね。
      ともかく先人のお陰で今日の10穴の隆盛があるのだから感謝!!

      >Turbo Harp
      いずれ見せて下さいませ~。

    2. koei より:

      Brendan、リードプレートまで作るとなると、かなり大変なことになるでしょうね~。採算が取れればいいのだけど…

      Turbo Harp、あまり期待しない方が良いと思う(笑)ブースは無かったけど、フランス製の面白い形の10ホール(Facebookで見たことある)を持ってる人がいて、吹かせてもらったけど、面白い感触でしたね~。白いプラスチック製でネジ3本でカバーを分解出来る。買いたいか?と言われると微妙な感じではありましたが…

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