ハモニカサンタ、無事勤務終了(その2)♪♪
翌日はティーチャーセンターにて、いろんな学校の音楽の先生を中心に集めてもらい、先生達へハーモニカ教室開催しました。これは今回の目玉の一つでもあったかな。やはり先生達へ教えることがとっても意味あることですからね。
大人達へ向けてやるのは、それはそれでどうなるか、盛り上がってくれるのか、喜んでもらえるのか、ハラハラもんです。
でもやっぱりアフリカ人。まずは紹介がてら数曲演奏しましたが、こちらの心配をよそに、すぐに大盛り上がり(笑)
そしてレッスン開始。みんなものすごく真剣です。
みんなとても熱心で、でもまだよく出来ていない人も沢山いるようなので、少人数ずつ外でレッスン。
隣の音が混じって一つの音にならないならないんだけどちょっと私の音を聞いてくれ、と言ってくる人が沢山。ちゃんとそこに気づくのが素晴らしいね。中には「こは一つのキーしか出来ないのか?」と聞いてくる人も。
そして最後に列ずつにわかれて発表会♪♪イェイ♪♪
終わってから、うちの学校とか、クワイヤー(ゴスペルグループ)でハーモニカ使いたいんだけど、どこで買えるのか?」という話にもなりました!!!これを機会に少しずつ南アフリカにハーモニカが根付いたら、こんなに嬉しい話はありません。
さてさて、翌日はもの凄いディープなところで演奏しました。ただでさえ治安の悪い南アフリカの中において、「決して治安が良いと言えない場所なので、貴重品は常に身につけておいて下さい」というこの国の中でもかなりの貧困地域の「ブロックB」というとこに行きました。この辺に住む女性の35%がレイプされてしまうというとても危険な地域。当然エイズが蔓延していて、それがとても大きな問題になっている。 そこで「エイズ検査に行きましょう」というキャンペーンの一環のイベントに出演することになったのです。イベント会場(といっても屋外ですが)の横にはエイズ検査用の車が来ています。
おばちゃんは優しいので視線なども大丈夫ですが、男どもの視線はやけに重圧感が。。。スティービーワンダーの曲とかやったら受けたりするかな~とやってみたけど、全く通用せず(笑)ここではスティービーワンダーもよく知らないようです。南アフリカ国歌も一応は盛り上がるものの、他の場所とはちょっと感じが違う。それなら、と、せっかくだから僕がよくライブでやっている「The Wedding」という曲も演奏しました。これは南アフリカのジャズピアニスト「ダラーブランド(アブデュールイブラヒム)」という人の曲。昔からとっても好きな曲で、いつか南アフリカで演奏してみたいと思っていた。演奏している瞬間、何度も自分の中で大きく動くものを感じました。感無量です。
あまり写真をバチバチ撮るのも気が引けたのであまり撮りませんでしたが、僕の中ではこの場所で演奏出来たことはとても大きいですね。何がどうなっていて、どう始まるのか、どのように進行するのか、何もわけわからないままで、途中で呼ばれて出ていって演奏する。非常にスリリングこの上ない状況でした。また一つ鍛え上げられましたね~。この先、特に日本においては、どんな場所でどんな人がいようとも、全く動じることなく演奏出来るでしょうね(笑)
それにしても、まさか南アフリカで地域密着型のエイズイベントに出演するとは思いませんでした~~~~~
その3へ続く
The Weddingの反応はどうでしたか?
The Weddingは、知ってるのか知らないのかわかりませんでしたが、普通に拍手喝采にはなってましたよ。どのくらいダラーブランドが知られてるかわかりませんが、ブラザーのポスマンは知ってましたよ〜。