パッカリングとタングブロック、どちらがいいんでしょう?
的なことをよく聞かれます。
結論から言ってしまうと「どっちでもいいじゃん」てのが僕の考え。
僕はクロマチックはパッカリング。10ホールズはモロにブルース的なことやる時はタングブロックですが、それ以外はパッカリング。
よく、タングとパッカー(以降この言い方にします)では音がすごく違うと言われる。でも吹き方を気をつければ実はそんなに変わらない、というのが僕の考え。
タングの方が音が良いと言われる。それはタングにすると、良い音を出す状態が自然に作られやすい、ということと思います。舌を出すことで、噛むことが出来ないので、自然と口の中が広がる。舌を出すことで呼吸が深くなりやすい。
逆に言うと、パッカーは口をすぼめてしまう人が多いから、口の中が狭くなりやすい。舌をひっこめると、口先の呼吸になってしまいやすい。それゆえにキツイ音、キンキンする音、浅い音、になりやすい、ってこと。
パッカーでもその部分に気をつければ、音色自体はタングとたいして変わらない音が出ます。ただ、10ホールズでブルース系を演奏する時に「バフバフ」と舌でアクセントをつける時にはタングは必要不可欠。これはパッカーじゃ当然無理。やはりこの音を入れた方が、圧倒的にグルーブを表現しやすいですね。てか、醍醐味。
個人的には、タング、パッカー、という前に大事なことは沢山あると思います。そんな吹き方を変えたくらいで演奏が良くなるもんでもないし、すぐに感動的な音が出るわけではない。あっ、でも、パッカーで吹いてきて、どうにも音に深みが出ない、という人はしばらくタングで吹くことはオススメします!!そうすると呼吸も良くなり、音が良くなることも多々。そしてその音色をキープしたまま、パッカーで吹く練習に戻すと、両方良い音で吹けるようになる♪
今週の土曜は横浜の「上町63」にて、西村和彦さん(Piano)とデュオライブです♪とても深く、まさに音だけで全ての会話をしている、非常に「音楽」してるライブなので、ハンパない集中力を持って挑んでおります。しかしなかなかお客さんが集まりにくい(苦笑)いままで横浜では自分主体のライブは全然してなかったからね。お時間あれば是非様子見に来て下さい〜〜〜♪♪
タング・ブロック/パッカー、どちらにも優れた奏者がいますからね~。やはり好きな、真似したい奏者と同じ奏法が良いんじゃない?てな感じで宜しいのではないでしょうか。具合良くなければ途中で変更しても構わないでしょうし…
奏法を問わず重要なのは、光栄さんの言われた「口の中を広げる」事、あとリラックスして深く息を吸ったり吐いたりする事辺りかな?
私自身は、最初パッカーだったのを途中でタングブロック主体に変えました。ただパッカーにも利点はあるし、両刀使いが理想かな?と現時点では考えています。
>横浜の「上町63」
一応伺う予定なので楽しみにしてます!
私は、10ホールズは、タングがしっくりこないので、パッカーです。クロマチックは、クラシック風に吹くときは、タング。ポップス風の時は、パッカーにしてます。長い間、タングだったので、パッカーぐらい出来るだろうとナメてましたが、パッカーも意外とちゃんと吹くには、難しいです。最近は、だいぶ慣れましたね〜。