SUZUKI FABULOUS 発売日迫る★☆★

さて、いよいよFABULOUS発売が近づいてきました!

クロマチックは最近完全にF-64がメインです!!いや〜、人間って慣れるもんなんですね〜(笑)当初「さすがに重いな〜」と、F-48をメインにしつつ、ソウルフルに吹きたい時にF-64を持つ、という感じでしたが、重さにも慣れ、リード調整などを様々に試すうちに、自分なりに吹きやすいセッティングがわかってきて、今ではF-64でかなり幅広い音が出せるようになりました!最初はその重さと大きさから、「軽い音」を出すことがイメージ的に難しかったわけですが、現在F-64で重厚にソウルフルに吹くことも出来れば、軽やかにスピード感のあるプレイも問題なくなってきました。てか、すげぇ〜吹きやすい♪てか、音が良くなってきた♪この楽器は吹き込むと音が良くなってくるんですよね。なんというか、「モチモチ」した音、吹奏感になってきてる♪(言葉では難しい…)この調子でいくと、僕はF-64がメインになりそうですね。

F-48とF-64 どちらを買うのが良いか?

非常に難しいとこですね…。扱いやすいのはコンパクトなF-48でしょう。普通に吹くだけで最低音から最高音までボリュームのツブが揃いやすく、全音域のバランスが良いですね。特に高音はメチャクチャ出しやすく、息がそのまま全部音に変換される感じですね。コンパクトな分、マイク乗りも良いでしょう。だから普通の感覚でオススメとなるとF-48かなぁ〜という気も。極めて「普通」に吹きやすく、「上手に吹けるハーモニカ」って感じですね。あえて超細かい部分で言うと、シャウトするような爆音で吹こうとした時には若干「天井が見えてしまう感」があるかなぁ〜。これはF-48に限らずどのメーカー、モデルでも12穴の宿命ですけどね。ただし「そこまで技術的に大きな音が出せるのか?出す必要があるか?」ということも考えるべきでしょうね。まぁ普通の12穴よりも確実に大きな音は出る。

F-64の魅力は「余裕のある音」という感じでしょうか。F-48より広がり感のある音のイメージです。やはり大きい分そのようになるわけです。小さい音から爆音までスムーズにいきますね。だから僕にとってはこちらの方が表情を付けやすい。
ただし!!!
やはりF-48より大きいし、重いので慣れるのは少し時間がいるかなぁ…。そしてF-48よりも若干空気が必要かもです。全音域でバランス良く吹くのはF-48に較べたら多少難しいかも(非常に細かい部分の話ですよ、バランスは良い)。まぁこれはF-64というよりも、どのメーカー、モデルでも16穴の宿命ですが。
注意したいのは「F-64を使いこなせい場合もあるかもしれない」という部分かもしれません。憧れて買ってはみたものの、音は良いんだけど、重くて大きいから吹いていると疲れてしまう、とかね。本体の重量だけでなく、「吹き心地」にも重さ(抵抗感)があるので、「吹き疲れ」しやすいかもしれない。F-48の方がこの辺少し楽だと思う。(まぁガンガンに吹くことを考えた場合ですが)

ストレート配列、クロス配列、という部分はそんなに気にしなくてもいいんじゃないかな〜、とは個人的には思っております。

そして、F-20のキー「A」が先日届き、使っていますが、とっても良いです!!クロマチックで感じていた、低音域の充実感がしっかり発揮されてます。「C」よりも落ち着いた音の印象。「C」では多少派手な印象があるのですが、やはり低い音だからか「A」では、柔らかさも十分に感じます。相当気に入ってます♪太い音の表現もバッチリです。次は「D」が出来てくる予定なので、非常に楽しみだし、興味深いですね。高い音域のF-20がどんな印象か。もう少しキーが出揃ってきたら、F-20の総括レポもしたいですね。

FABULOUSシリーズ、値段だけ見ると、今までのハーモニカの概念では「高い」と感じるでしょう。でも、たぶん他の会社が作ったら、もっと全然高い値段になっていると思いますね。規模の小さい会社なら2倍以上するかもです。開発する為の資金、生産する機械導入の資金、それらもろもろの回収、プラスさらなる儲けを「このハーモニカの売り上げ」から考えるのが普通ですからね。でもそこは大企業。FABULOUSの売り上げだけで会社を運営するわけではない(ハーモニカだけでは現状運営出来ていないもの、スズキ家(笑))。とはいえ、会社側としては本当は最低でも20万円以上は値段を付けたかったはず。内容はその位しても納得のクオリティーですからね。値段設定の話をした時に「難しいのかもしれないけど、20万円以上したら、たぶん売れないと思う」と会社に言いました。スズキ側ももちろん同じことは感じていたようです。このブログからなかなか金額を発表することが出来なかったのは、最後の最後まで値段設定で悩んでいたようだから。F-48とF-64でそんなに価格差が無いと思いません?F-64で税込みで20万円を切る設定にするには、F-48とある意味価格差を作ることが逆に出来なかった、ということだと思います。この価格帯の競合機が無いのは、有利な面と不利な面とありますね。個人的には、対クオリティーで考えれば全然コストパフォーマンスは高いと思っています。トランペットあたりと対比して考えるのが妥当と感じてますね。僕はFABULOUSを「管楽器」と思ってるし。

FABULOUSシリーズの代表ユーザーとして、そして誰よりもこの楽器を深く理解している、という自負があるので、購入検討中のみなさんの質問受け付けますよーー!!ガンガンしてくれてOK!!ある意味メーカーよりも理解している部分もあると思うし(笑)。安い買い物ではないですからね。しっかり検討して下さい。

    SUZUKI FABULOUS 発売日迫る★☆★” に対して6件のコメントがあります。

    1. Katsuya より:

      光栄さんのブログを読んでて益々、わからなくなりました。「F-64を使いこなせい場合もあるかもしれない」とのお言葉、悩みますねぇ。試作品を試奏させていただいた時は、F−64がいいかな?と思いましたが、確かに重い。ウ〜悩みます。

    2. tsudda より:

      私の場合、あまり手が大きくないのでまずは12穴を押さえときたいという考えですが、同時に最低音域の腹に響くような鳴り具合も大好物なんですよね~(笑)。そんな訳で、まずは12穴を購入します(予約済み)。で余裕が出来たら16穴もいつか必ず手にするつもりです。

      >Katsuyaさん
      今の使用機種がクロス配列でしたら、やはり16穴の方が違和感は無いと思いますよ。逆に今まで以上にレガートさを追求する方向なら12穴が向いてるのかも。あと重さに関しては、男性だったら全く無問題でしょう!たしか井上初美さんもFABULOUSは16穴みたいですし、利用者の多いSilverConcertoだって5~600gあるのだから、760gだって大丈夫!(のはず…)

      >光栄さん
      今度手にされたFABULOUS-20のAは平均律/純正律のどちらなのでしょうか?もしよろしければその辺の選択理由等を聞かせて頂けないでしょうか?

    3. koei より:

      いやいや、Katsuyaさんなら大丈夫ですよ。女性とか、年配の方とか、たまにしか触らない人とかの場合ですよ。そんな方達でもしょっちゅう使っていれば慣れると思いますけどね。使いにくいと感じてしまって、使わなくなるのはもったいない話だから、そういう人にはF-48が無難かなと思い、一応書いたまでです。

      じっくり考えて下さいね〜。相談はいつでものりますよ〜。

      tsuddaさん

      その選択&予定は正しいと思います!
      F-20は僕は平均律です。10ホールズでもメロディーを吹く時が多いですからね。ピッチもかなり揺らしながら演奏するので、デフォルトで低いピッチの音があると使いずらい場合もあるかなと。でもぶっちゃけあまり気にしてない部分もあるんですけどね(笑)伝統的なブルーススタイルの人は純正律が座りが良いのかなとは思います。

    4. Katsuya より:

      tsuddaさん、koeiさん、アドバイスありがとうございます。なんかスッキリしました!

    5. tsudda より:

      >光栄さん
      どうもありがとうございます。で、光栄さんは平均律モデルなんですね~。音程を正確に保つのが難しいハーモニカで微妙な調律を施しても有益な成果が得られる可能性は低いのでしょうが、純正律/平均律の差異は(たとえ無意識であっても)殆どの人が感じ取っているんじゃないか、と思います。とは言え、機種選択時に殊更重要な要素とは流石にならないでしょうね。

      大して10ホールズを吹ける訳ではないんですけど、何本かF-20を購入しようと思ってます。まずは平均律のC/E、純正律のC/A/Lo-F辺りかな?

    6. koei より:

      tsuddaさん
      調律の違いは「座り具合」がなんとなく違うなぁ〜と感じる部分でしょうね。

      純正律だと静かで綺麗なメロディーを演奏している時に「ん?」と感じることがある。でも平均律でブルースを演奏していても、取り立てて問題を感じることは無いので、僕は基本的に平均律でいいかなぁと思っています。今のところ。

      F-20は全部のキーはまだ出揃ってないと思います。今必死に作ってるんでしょうね(笑)

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