組み上げ方は大事だ

最近、ハーモニカの組み立て(組み上げ)の仕方が大事だと実感してます。ベストな状態を求めるならば、ただ単にネジを回して適当に組み立てるだけではダメだね。ちょっとしたネジの締め加減一つで、吹奏感は確実に変わりますね。ではどのように組み上げるのがベストか? それは残念ながら個体差があるのでわからない…。リードプレートの反り具合とカバーの反り具合、マウスピースの反り具合、それぞれの具合でネジの加減やパーツのはめこみ具合が変わる。難しい…
愛用のFabulous F-64Cの吹奏感がちょっと前と違う感じがしたので、いろいろいじくっていて感じたこと。まぁ考えてみれば、この愛器を使い始めて4年以上経ったんだろうから、今後に向けて入念なチューニングをする時期でしょうかね。メンテナンスもそんなに入念にやっていたわけでもないしね。しかし考えてみれば、これまで同じ楽器をこんなに長く使ったことは無いな。。。
そう考えると、音色の奥深さと共に、あらためてリードの強さにも驚く。この愛器のリード折れは2〜3回くらいだったと思う。2009年からリードは替えていないんじゃなかったけな〜。リードの強度にも多少の個体差はあるようで、中には折れやすいものがたまに混じっている場合もある。そのようなリードはしばらく使ってると折れるでしょう。でもそのリードを交換して標準的な強度のリードが揃ってる状態のハーモニカ(スズキのクロマチック)であれば、かなり長い時間リードは持つようだ。いまだに、昔のトラウマで「リードは折れは何の前触れも無く突然やってくる」という気持ちがあるので、常に緊急用のFabulousも携帯するのだけど、1回の出番も無い(笑)
リードがどうもすぐ折れてしまう、という人もいる。リードに常に負担がかかってしまう吹き方もあるようで、その場合折れやすいようだ。もしスズキのクロマチック(特にシリウス、グレゴア、ファビュラス)を使っていて、何度もリード折れをする人は、吹き方の改善を試みることが大事かと思います。ちなみに僕はクロマチックを始めてまもない頃、いつも2週間くらいでリード折れてましたね(笑)。

話が脱線したが、組み上げ方でかなり吹奏感が変わることを実感した。もし所有する楽器のバランスに不満がある場合、ネジの締め具合やパーツのはめこみ具合を色々試してみると、とても吹きやすくなるかもしれませんよーー 

    組み上げ方は大事だ” に対して3件のコメントがあります。

    1. bunji より:

      ネジの締め具合だけで吹奏感が変わると言うのはホントにありますよね〜。シリウスの吹奏感もご存知だと思いますが、例のカバーにしたら一番低音部の1オクターブが嘘のように吹きやすくなって、曲によっては普通にソロで使えるようになりました。おかげで幅が広くなりましたよ〜、フレーズの。
      コムとリードプレートの関係まではまだやっていませんが、カバーとボディーの関係だけでも、テンションが変わると全く違うことになるんだなあと思いました。
      そう言えばリード折れを一度も経験したことが無いボク。練習不足なのかなあ(笑)。

    2. Katsuya より:

      なるほど。組み立てに正解はないのかぁ〜
      私の場合、テンホールズはよくリードが折れます。

      bunjiさん、折れない人は、折れないですよ〜。練習量には、比例してないと思います。

    3. koei より:

      bunjiさん

      例のカバーは内側の空間(容積)が普通のカバーよりも大きいので、低音は出やすいでしょうね。カバーとボディーの関係はスズキは特に重要ですね。スズキのクロマチックは、カバーを付けて締めた状態が最終的な圧着状態なので、ここの加減で確実に音が変わりますね。
      リード折れたこと無いんですかー。吹き方が良いのか、練習していないかのどちらかですな(笑)

      Katsuyaさん

      パーツの個体差が微妙にでもあるから、厳密には正解はないでしょうね。まぁどこまでこだわるか、ですが…。もちろんスズキは基本的精度が高いから、ポイント押さえて丁寧に組み立てれば、全く問題無いですけどね。

      テンホールはまた違うんですよーーーー。テンホールはバルブが無いから、逆側のリードに影響が出てしまう、という仕組みになる。僕はテンホールの高音の吸音は折ろうと思えば、すぐ折れます(笑)吸って折れるのでなく、吹いていて気づくと吸音が折れているのです。

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