楽器フェア&上町63 2days 無事終了!!!

楽器フェア、そして上町63にお越しいただいたみなさま、どうも有難うございました!!!

楽器フェアでのスズキのブースは相変わらず「攻めて」ましたね(笑)

見て下さいこの悪そうなポスター達を!(笑)

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何が笑えるって、この横では、もう1つのスズキの顔。「ちびっ子集まれ、みんなで楽器を楽しもう!」みたいなコーナーが展開されてるのだ(笑)楽器フェアの中で唯一、ちびっ子が集まるブースなんですよ。スズキは(笑)

その横でこのポスター達。最高だね〜〜

でも考えてみれば、ビリーブランチは子供達にブルースをずっと教え続けているし、おいらもウガンダ(来月はカンボジア)の子供達にハモニカサンタやってるし、おいらのウガンダの映像をみたグレゴアは「俺もハモニカをプレゼントする!」と、10ホールズを入手していったらしいし(笑)、先日KOTEZと会った時「今度幼稚園でポニョ吹くんだよ」と言ってた(笑) まぁ、とはいえみんな「子供が大好き」というわけではないんだろうが、「思うとこ」あるのだろう(笑)

実に「スズキ」を象徴しているブースになってたね♪

デモ演奏では今月発売のSIRIUS、そしてFabulousやManjiを主に使って演奏しました。いろんな方が立ち止まって聴いてくれました。ありがとう!!!

Fabulousクロマチックでは、その音の存在感を表現するために、浪々と歌い上げるような曲を。SIRIUS(12穴)ではストレート配列の機敏さを表現するために速いジャズを。MANJIではブルースや幅広さを表現するために「G線上のアリア」なども。

最近SIRIUSを試し中です。今のところの印象は、「実にバランスの良いモデル」という感じでしょうか。スズキクロマチックのこれからのスタンダードという位置になるモデルですね。Fabulous、そしてグレゴアモデル、という超個性的なモデルの後に出ているから、それらに較べると「個性」は薄いかもしれません。しかし、それこそが「スタンダード」 と呼ぶにふさわしいと思います。要約すると「欠点が無い」のです。

スタンダードモデルには「個性」が無い方が良い。プレイヤーの好みや吹き方で音色は甘くもパワフルにも対応します。クセが無いから、いろんな方向へ行ける。ちなみに中身の構造はグレゴアモデルと一緒。 だから「芯」は基本的にすごくあります。FabulousとSCXの中間という考え方ですね。

今のところの僕の感想としては「甘い音で吹いた時に、他には無い個性を感じる」という印象。特に12穴(ストレート)を吹いているので、なおさらそう感じるのでしょう。トロトロに甘い音でやさしく演奏したい曲の時に使用してます。とても楽に「甘美な音。スウィートなサウンド♡」で吹き通せるので、重宝してます!16穴はクロス配列なので、大きい音でガッツンガッツン吹くにも合ってますね。実に太くパワフルっす。

じゃあ「グレゴアとシリウスはどう違うのか?」

12穴や14穴はストレート配列なので、その違いもかなりありますね。中身の作りは一緒で、カバーやマウスピースのメッキ処理が違います。これでかなり音変わるんですよ〜〜〜〜。グレゴアのメタルカバーはチタン処理。これは非常に硬いコーティング。それに対してシリウスはすごく柔らかいメッキ(材質は忘れちった)。もうこれだけで響きがかなり違う。グレゴア(メタル)が「ズドン」と出る感じに対して、シリウスは「ふんわり」した成分がある。 ではグレゴアのウッドカバーとはどう違うか? これは材質自体が全く違うので、比較が難しいですが、ウッドカバーらしさを出す吹き方(これが難しい!)にした時は「ボワ〜〜」とした音に対して、シリウスは「フワ〜〜」とした音になる感じ。言葉では難しいな(笑)

まぁカバー以前に、ストレート、クロスの配列の違いからくる、基本的な得意とする音量も違うように思いますね。シリウス(ストレート)は小さい音への反応、追従はメチャクチャ秀逸。同じような息の量でグレゴアモデル(クロス)を吹くと音が安定しにくい。こちらはもっと息の量が必要。逆に大きな音を吹く時にはグレゴアが楽。ただ、実際はマイクを使って演奏することを考えると、結局は吹き心地で選ぶって感じかな〜。

気をつけたいのは「SIRIUSはグレゴアモデルの下位モデルではない」ってこと。つまりバリエーションモデルだね。価格帯も一緒。12穴で考えればグレゴアが少しだけ高めですが、単純に材料費でしょう。定価で3万円代中間(12穴)〜4万円ちょっと(16穴)だから、今までのスタンダードモデルに較べたら「高い」という印象かもしれませんが、精度、クオリティーを考えたら安いですね。

「ハーモニカは安い楽器」ではありますが、トッププロが使う楽器は外見は同じでも「中身」が違います。アメリカの10ホールズのトッププレイヤーは、ほとんがカスタマイズされた1本2〜3万もする物を使ってます。トゥーツやスティービーがメインで使っているクロマチックだって、そんな感じの物を使っているはず(スティービーのベンド音を聴けば一目(一聴)瞭然!)。もしも同じ物を発売したら10〜20万はするでしょうね。カスタマイズと言っても、材料や設計を大幅に変えているのではなく、基本的には入念に再調整した物のことです。手間代ですね。以前ウィリアムギャリソンとセッションした時に吹かせてもらった彼のハーモニカもかなり手が加えられてました。

あらゆるハーモニカを吹いてきて、結局「バラツキ」に悩まされてきた身としては(これが理由で本当にハーモニカを辞めたくなったりもした)、現在のスズキ製品の安定感は、音色と同時にもっとも信頼している部分です。クオリティーはその価格の何倍もの価値があると言い切っていい。

最近はデュオなどの小編成ではFabulous64とSIRIUS48を使いわけて演奏してます。ちょっと前はFabulousとグレゴア・ウッドだったけどね。でも編成が変わるとまた変わるな〜。バンド物でアグレッシブに吹くにはグレゴア・メタルはすごく良いし。

今月21日にSIRIUS発売で、また発売記念として、お茶の水・谷口楽器でデモ演奏しますよ!!!今度はキーボードで沢村繁さんに登場してもらうので、無料で本格的にライブって感じやね!!!是非〜〜〜〜。

そうそう、先日の浜松ハーモニカフェスティバルで徳永延生さんとセッション(バトル!)した音源が徳永さんのブログ上で公開されてました。聴いてみて下さい。もちろん使っているのはFabulous64です〜〜。

枯葉(徳永延生&田中光栄)

    楽器フェア&上町63 2days 無事終了!!!” に対して3件のコメントがあります。

    1. スキンヘッド芝山 より:

      ハーモニカって小さいけど奥が深い楽器なんですね!
      プロが使う楽器って、見た目は同じでもスペシャルにチューンナップしてあるんですね。

      この頃やっとグレゴア・メタルで曲が吹けるようになりました。
      初めは息が少し苦しくコントロールしずらかったけど、吹き込んでいくと慣れてきて息が楽になり、音が初めと変わってきました。
      もっと練習してR&Bやブルースっぽく吹けるようになりたいと思います。

    2. koei より:

      奥深いっすよ〜〜

      でもどんな楽器でもそうですよね。細かい部分までもコントロールに追従してくれる楽器でないと。プロはそれだけ細部まで気を配りながら演奏してるので。
      グレゴア・メタル。だいぶ馴染んできたのでしょうね。R&BやBlues いいですね〜〜。

    3. t_kaori より:

      楽器フェア1日まるごと、
      スゴク楽しかったです。

      日曜日 朝一、
      ちびっ子コーナーで
      芋洗坂係長似【笑】の方に手伝ってもらい
      ウクレレ2本を 組み立てしました。

      あれで 結構作ってみると
      ”真剣に” 楽しかったんですよ。

      私以外にも、子供の為に
      必死で作っているパパさん
      ママさんもいたりして、

      ホントに スズキブースは
      会場で一位、二位を争う
      平均年齢の低い場所でしたよ。

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